ドヨウウナギノヨル

2009.07.20 Monday

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    蒸し暑い日が続いている



    午後からぽつぽつと降り出した雨はいつのまにか土砂降り。



    当店自慢の坪庭も巨大な水溜りと化す。



    近所の川が心配だからみて来いと母にいわれ、様子を見にいく。



    傘をさしているにもかかわらず、



    吹き付ける横殴りの雨で全身が濡れてしまう。



    川の水位にはまだ余裕があった。



    去年、この地域を襲ったゲリラ豪雨で何十世帯ものおウチが浸水するという



    事件がまだ記憶に新しく、付近の住人は豪雨におびえてくらしている。



    打開策として氾濫防止のための川の改修工事が始まっているとはいうが



    工事完了のニュースはまだ聞かれない。



    川がまだ持ちこたえるだろうことを確認すると、



    店にもどり母に報告した。



    ずぶ濡れになったからだを拭いて店にもどる。



    不覚にもうたた寝をかまして数時間が経過したころ



    ほり隊員がひょっこり現われた。



    最近、ジョギングしているそうでどことなく身体が引き締まってきている。



    実はほり隊員に勧めようと企んで仕入れた



    deuterのACTトレイルを見せると



    ドストライクでお気に入りの様子、



    鮮やかなターコイズ色がカッコ良く



    23ℓとこぶりだが、



    最低限の装備で行くデイハイクを好む彼にはうってつけの



    デイパックであると俺は確信していたのだった。



    気に入っていただけるとは、ホントうれしいっす。。



    その後、KHOLAのペアトレッキングポール



    アディダスのキャスケット(ラスタファリアンモデル)



    を次々とご購入いただく。



    ありがとうございました!







    その後は、野外パーテー情報をposivisionでチェック。



    蒸し暑さを吹き飛ばすような爽快インディアンdrum'n bassが流れる中、



    当店裏メニューの無料アイスコーヒーでのどを潤す。



    富士山話に花を咲かしていたはずが、



    いつの間にかギター教室に様変わり



    スカ、メタル、グランジをクロスオーバー



    ちなみに俺はギター初めて一ヶ月ばかりのど素人。



    ピンクフロイドのwish you were hereをおぼつかない手つきで披露。



    おそまつなり。







    ほり隊員ギターの腕は確かなようだ。



    なかなかやるもんである。



    夜、



    きよしから電話が。。



    うなぎは食べたかときかれ、少々ふしぎな感じがした



    なんでうなぎにこだわるのかときくと



    どようのうなぎだと少々威張った感じでかえされた。



    なにをいうか今日は日曜だ・・えっ・・なにっ・・



    土曜日に喰ううなぎのはなしじゃないのか・・



    そうか、まあいいだろう、うなぎ食おうか



    土用のうなぎ・・まぎらわしいわ。












    posivision

    2009.07.20 Monday

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      posivision設置しました。



      エレクトニックミュージックシーンの最新情報満載です。



      今月は野外パーティーガイド特集なんかが組まれています



      7月から怒涛のごとくはじまったパーティシーズン



      毎週末ニッポンはおろか、世界各地でparty!party!です。



      皆既日食、富士ロック、サマーソニック、ライジングサン・・

      あげだすとときりがない



      たくさんあります。



      みんなお祭り大好きです。



      行かれる方、めいいっぱい楽しんでサイコーな思い出つくっちゃってください。



      オーガナイザーもスタッフもお客さんもアーテイストも、みんなお互いが

      気持ちの良い時間を共有してるんだっていう意識をもつこと

      大事だと思います。



      会場になる場所、地域のみなさんへのrespect、大事です。



      高原などで行われるフェス、装備は大丈夫ですか?



      山の天候は変わりやすいですよ、ほんとに。



      レインスーツあると便利です。



      万が一の時、あると重宝します。



      ゴアテックス素材のモノもってたら最強です。



      濡れないし・蒸れない。



      スタッフで入られる方なら絶対必要ですよね。



      ここでそんなあなたに一押しの最強レインギアのご紹介です。



      アディロンダックレインライト15D 

      (GORE-TEX使用 レインスーツ ユニセックス)











      最新のゴアテックスXCR素材を使用し、「超軽量」、「超コンパクト」を達成した高機能レインウエアです。3シーズン対応で、重量はジャケットでわずか310g、パンツは190gです。ジャケットはレインウエアとしての用途だけでなく幅広く活躍できるようにデザイン面、ディテールにもこだわり開発されてます。すべての縫製部分にも防水処理を施し、ポケットフラップにベルクロを付けポケット部からの雨の侵入に対しても考慮してます。各部の設計は人間工学に基づき立体裁断を採用したデザインで身体の動きをスムーズにします。



      ●素材/GORE-TEXXCR(3層)(表:ナイロン100%、中間層:フッソ皮膜、裏:ナイロン100%) 完全シームシーリング加工/ワンハンド アジャスター対応/フロントダブルフラップ仕様/100洗80点撥水加工/ ファスナー付ポケット対応/手首の動きを妨げない袖口仕様/ウエストアジャスター対応/ファスナー付き前立て/ 裾、ファスナー+フラップ仕様/スタッフサック付き/TINY TAPE(13mmシームテープ)

      ●重量/520g(サイズM:ジャケット単体:310g、パンツ単体190g

      ●サイズ/ XS/S/M/L/XL



      カラー:ボルケイノレッド、ケーブグレー、レイクブルーからお選びいただけます。



      ※これらの商品はすべてお取り寄せでの販売となります、あらかじめご了承ください。



      気になる方は:info@useisha .jp までご連絡ください!!

      total eclipse

      2009.07.19 Sunday

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        ニッポン上空で皆既日食が起こる。

        なんと46年ぶりなのだとか!?



        京都からでも観測できるらしい。

        ああ、一安心。

        ダイアモンドリングはみえないんだろうか。

        ケチらず見せてもらいたい所だ。



        あれはいつのことだったか、

        たしか俺がまだ半分学生だった頃

        もう十年も前のこと。



        1999年8月

        ハンガリー上空で起こる皆既日食にあわせたトランスと超自然現象を融合させたパーティー、ソリプスが行われた。



        泣く泣く行きそびれた俺は、その後も世界各地で起こる皆既日食にあわせて行われたパーティーに行きそびれ続けた。

        でも大丈夫2009年ニッポン上空で日食あるからってのも合言葉みたいに

        なってたっけ。



        しかし、月日の流れは早いもので、気がつけばあと二日。



        今回もやっぱり行きそびれることになるとは。。



        奄美大島では皆既日食に際してECLIPSE2009っていう大きなパーティがある。パーティというかフェスですね。

        deep forest いいな〜



        他にもきっと沢山パーティーはあるだろうに。

        何年も前からその日にむけてパーティやるぞってがんばってた奴らを俺は知ってるし。



        彼らはきっと素敵なパーティをオーガナイズしてくれていることだろう。

        彼らも遂にこの世紀の瞬間をむかえるのだ。

        行く事はできないけど、応援してるよ。ほんとに。がんばってくれ。



        そんな訳で、俺には皆既日食には十年越しの特別な思い入れがあって

        それはノストラダムスの大予言よりもマヤの新世紀到来のお告げよりも

        おれにとっては大きな意味合いを持っている。。



        ひとことでいうと



        LOVE ,PEACE & UNITY



        世界人類が平和でありますように



        ちいさなことからコツコツと!



        一人で熱くりすぎたようだ。



        諸君!世紀の瞬間を見逃すな!!






















        GREEN LAB トランスフォ〜ム!!

        2009.07.16 Thursday

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          大江山縦走 Q

          2009.07.12 Sunday

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            俺はペースを上げ一気に頂上に向かっていた。

            のぼりの角度は決して甘くははいものだったが

            はやくすべてを終わらせてしまいたいという思いから

            俺のペースは歩く度に上がっていった。



            中腹にさしかかったころだった。

            俺はその時はじめて隊員たちが俺のあとについてきていないことにきがついて足を止めた。

            ほりはおろか、ヨシダまでもが30m程後方を歩いていたのだ。



            真昼の太陽が照りつけていた。



            後で知った事だがその日、その年初めての猛暑が記録されたほどの

            殺人的に暑い日だった。



            立ち止まると全身から汗が次から次に流れ出してくるのがわかる。



            ヨシダはほりを気にかけてにゆっくり上っているようだった。

            時々後ろをふりかえってはほりのペースを確認していた。



            大きな石がいたるところに点在していて

            歩幅が自然と広がる分、足に負担が多くかかる。



            ほりは負けず嫌いで絶対弱音ははかない男だ。

            口に触れただけで冷んやりする

            アルコール度数90%以上のスピリタスを自らショットで4杯アオっても

            あとでこっそり溝にゲロしに行っちゃうくらい負けず嫌いだ。

            そんな時の彼の口癖といえば



            「俺はこんなの全然余裕だし」



            いやいや・・絶対無理してるし・・



            おれはほりを励まそうと「もう少しだ、がんばれ!!」

            と声をかけようとした時

            ほりは何かをつぶやきながら大きな逆三角形の石の上で立ち止まった

            俺にはそれが「ちょっと・・やばい・・」

            と聞こえ

            ヨシダアドバイスには「protocultuer・・」

            と聞こえていた。。



            その刹那の瞬間だった・・



            消火ホースから放水が始まったかのような

            物凄い勢いでほりの口から茶色の液体がほとばしった



            大丈夫かと声をかけようとしていた俺はそれをみて

            大丈夫じゃな〜い

            と、つぶやいてその場にしゃがみこんだ。



            谷からの風と大地の熱気にのって



            奇跡としか言いようのない道をたどり



            上昇してきたアシッディなガスを



            俺の臭覚がとらえた時



            俺の心は完全に折れた



            熊笹がその光景をせせらわらうように一斉にがははと揺れた。



                         








            大江山縦走・破 其ノ3

            2009.07.01 Wednesday

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              異変



              初めに急なのぼりをこえると

              しばらくはゆるやかなのぼりくだりが続いた。



              森の途中には

              月の輪熊の生態調査を示すサインボードがいたるところにあり

              目にするたびにきが引き締まる。

              一応ベアーベルを装備はしてきているが安心はできない。



              千丈ヶ嶽の峰の森に入ってまもなく

              登山道の真ん中に熊のねぐらが・・

              すぐ横の木のたもとには爪を研いだ跡もある。

              やつに違いな・・

              赤カブトの子供のやつ・・

              マダラだ。



              緊張感が増していく中、ほりは黙々と歩いていた。

              俺は時々カメラを取り出してヨシダライフアドバイザーから

              アングルについてアドバイスを受けたり













              もう六月の終わりだけどサツキがきれいだ



              ある森のカーブを通過しようとした、

              その時

              突然熊笹がわさわさと音をたててゆれだした

              全員思わず立ち止まって音のした方を見つめる。

              緊張感がその場を支配していた。

              でででたぁぁ!?



              わずか5メートル程手前で揺れは止まった、

              やつか!?

              なにかはわからなかった

              むこうも人の気配にきずいてこちらの様子をうかがっているようだった。



              森には何事もなかったかのようにカッコーの鳴き声がこだまする。



              冷静さを取り戻した俺達は足早にその場を離れ、

              千丈ヶ嶽の頂へ進んだ。



              AM11:16



              千丈ヶ嶽は大江山連峰最高峰をほこる833m

              その名の由来は頂の広さにある

              だだっ広い原っぱが頂上だ。







              頂上にはさすがに何組か他のパーティーがいた。

              中には単独でアタックしているつわものも。







              次に目指すは鳩ヶ峰



              標高差が約100ある。

              数字の上では単なる100mだが

              実際の登り下りはその倍以上はある

              大江山最大の難所のはじまりだった。



              まずは降りの階段

              早くも膝がわらいだした。

              経験した事がある人にはわかると思うが

              降りの階段ほど足にこたえるものはない。



              階段を抜けると太陽の照りつける道へ

              谷から時々吹く風が気持ちよい

              風の谷だ。



              空はすっかり晴れわたって雲がほとんどなくなっていた。

              日差しは強くなる一方。

              シャツもパンティーもぐしょ濡れ



              AM12:00



              小高い丘のような登りを上りきったところが鳩ヶ峰頂上

              ちょっとしたベンチがあるだけのこじんまりとした場所だ。







              景色はきれいだ







              それにしても暑い。

              メガネに垂れる汗のしずくを拭きとってもすぐにまた垂れてくる。

              一服して更に先をめさす、

              つぎは鍋塚763m



              暑さと急なのぼりおりを繰り返すたび

              俺達の会話は次第になくなっていった。

              あくまで往復縦走を目指していた俺は少し焦りを感じはじめ

              バイオトイレのある休憩所でも

              ほとんど休まず先に進む提案をした。



              いつもならば先頭でパーティーのペースをつくるはずの

              ほり隊員がめずらしく最後尾をあるいていた。

              日陰のない道が続き全身から汗が噴出す



              ゆっくり歩くといったはずの俺はいつのまにかはや歩き



              いよいよ鍋塚の頂上が見えた。

              こんもりした山だ。



              サイドを笹にかこまれてすっと伸びた道の先にはげあがった頂上があった。

              その距離おおよそ300m









              この後

              自然の猛威が隊長と隊員たちに襲いかかる!?




























              大江山縦走・破

              2009.07.01 Wednesday

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                28.JUNE.2009



                AM08:57



                某きょうたん後市市役所前駐車場



                俺以外のメンバーは誰もきていなかった。

                そのかわりにユニフォームを着た連中が

                試合前の肩慣らしにキャッチボールをしていた。

                社会人野球の公式戦があるのだとか。



                お前も入ればいいじゃないか

                と、いきなり入団を勧められたが

                アンチ少年野球少年だったおれは

                野球をみることもすることにも興味がなく

                きっとこれから先にもそれはかわらない。

                やりたい奴がやればいい。



                09:00を少しすぎて

                ヨシダライフアドバイザー隊員が現れた。

                彼は今回が初参戦のニューフェイスだ。

                アンダーアーマーのシャツにジーンズ姿・・



                アンナプルナにいる地元のガイドならともかくとして

                トレッキングにジーンズはきつい。

                ひどい時は股ずれしてしまうこともある。

                指摘するとヨシダライフはすぐ取りにかえるといった。

                素直なおとこだ。



                九時十分を回ってもほり隊員は現れない。

                携帯にかけてみる。



                彼の着歌はルパン?世のテーマの為

                コールが何回なっているのかよくわからない。

                1周おわりかけたころ、奴がでた



                「わりィ・・」



                「今、おきた・・」



                彼がバカである事を確認すると

                俺はあたらしい集合場所を伝えて電話を切った。

                昨夜は8:8の合コンで遅くまで呑んでいたらしかった。



                ジーンズに変わる動きやすいパンツをとりにヨシダの家に寄った。

                俺の車のスピーカーからは

                ラジオの妙に爽やかすぎる

                アルペジオ調のピアノのが流れていて

                なんだか気色わるかった。

                モチベーションがさがるというか・・



                新たな集合場所につくと

                ほり隊員はすでに着いていて、

                さっそく昨夜のことを話し始めた。



                顔つきと声はわりとしゃきっりとしていたが

                彼がまだ酔っ払っているにちがいない事は

                誰の目にもあきらかだった。



                俺達はこの後彼に襲い掛かる惨劇をまだ予想できずにいたのだった。




















                大江山縦走・破 其ノ2

                2009.07.01 Wednesday

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                  AM:10:08



                  大江山憩いの広場到着



                  うっすらとした曇り空が広がっていた。

                  天気予報では晴れ後曇り。

                  緑が鬱蒼と伸びていて

                  おぼろげにある記憶とのリンクがむずかしい。



                  広場にはバンガローを含む幾つかの宿泊施設と管理小屋があった。

                  どれもこれも寂れきっていてヒトケを全く感じさせない。

                  そこから見える景色だけでも満足してしまいそうだった。

                  小屋にいたオヤジさんに登り口を案内してもらい

                  装備の最終確認をしてトレッキング開始。

                  上り口には熊注意の看板が・・







                  登りだして3分でt−シャツに汗がにじむ。

                  足元から湧き上がる緑の熱気が一層拍車をかける。















                  急なのぼりがおわり赤石ヶ岳と千丈ヶ嶽の分かれ道へ出た。

                  大江山は北近畿最大級の連峰として大昔からしられていて

                  その昔、酒天童子が鬼退治したという伝説の残る由緒あるところでもある。

                  縦走を計画していた俺達は千丈ヶ嶽・鳩ヶ峰・鍋塚方面へ向けて北へと向かった。










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